令和元年の都内における労働災害の発生状況は、10月末現在で、休業4日以上の死傷災害件数は7,352件であり、前年同期(7,449件)に比べ減少しているものの、10年ぶりに1万人を超えた前年に迫る勢いをみせています。

このうち転倒による災害は、1,772件と全体の約24%を占めており、前年同期(1,962件)と比較して約9%減少しているものの、依然として、労働災害全体の中でも最も多くの割合を占めています。

冬季においては、積雪・凍結を原因とする、転倒災害、自転車及び車両運転中の交通労働災害、建物屋根等の除雪作業中の墜落・転落災害等の労働災害が懸念されます。特に、平成26年及び平成30年に発生した積雪量20センチメートルを超える大雪後には、屋外のみならず、屋内を含めた転倒災害が大幅に増加したことから、これら転倒災害を防止するためには、天候急変に対処できるよう気象情報の収集を行い、事前に対策を講じることが重要です。

つきましては、当局において、冬季における転倒災害防止を目的とした下記リーフレットを作成しましたので、これを御活用いただき、冬季における積雪・凍結による転倒災害等防止等にご協力賜りますようお願いいたします。

STOP積雪や凍結による転倒

東京労働局