<伴走型小規模事業者支援推進事業>
 

令和元年度 上半期 概要版

1.調査の概要

令和元年度の半期末毎に、市内の商工会会員小規模事業者(製造業4、建設業6、小売業10、飲食業14、サービス業15の計49社)に対し、調査票への記入により実施。

2.調布市内の小規模事業者DI(全業種)

3.DI調査報告の要旨

上半期の状況

昨年度の上半期と比べ、売上高は増加傾向にあるものの、仕入単価や人件費等の上昇により採算面では全体として依然低迷しる。サービス業を除く他の業種では売上が増加を示すなか、採算の面では建設業の他は悪化傾向から脱却できていないことがうかがわれ、業種間に大きなバラツキがみられる。資金繰りは好転してきているが、借入れの面では依然厳しいとの回答が多かった。

下半期の見通し

上半期との比較では、客数、件数・数量の増加による売上改善が進む一方で、原材料や仕入の単価上昇が続き採算の面では依然厳しいことがうかがわれる。業種によるバラツキがあるものの、業況も建設業を除くと総じて厳しい状況にある。

経営上の問題

事業採算面の問題に次いで人手不足、採用難に関する問題をあげる回答が上位を占める。

報告書(令和元年度上半期)

 

令和元年度 下半期 概要版

1.調査の概要

令和元年度の半期末毎に、市内の商工会会員小規模事業者(製造業4、建設業6、小売業10、飲食業13、サービス業16の計49社)に対し、調査票への記入により実施。

2.調布市内の小規模事業者DI(全業種)

3.DI調査報告の要旨

下半期の状況

本年度の上半期と比べ、売上高、採算面で建設業を除くすべての業種で減少・悪化の傾向を示し、全体として大幅な減少・悪化となっている。本年度の上半期に好転していた資金繰りに関しても、悪化に転じている。

来年度上半期の見通し

本年度下半期と比べ、売上単価・客単価、売上件数・客数、売上数量のいずれも低下・減少すると見込まれ、結果、売上高でも採算でも減少・悪化するという厳しい見通しとなっている。

経営上の問題

事業採算面の問題に次いで人手不足に関する問題をあげる回答が上位を占める。特に事業採算面で「売上(取引)件数(客数)の減少」を指摘する回答が、他の回答の倍以上に上る点は注目される。人手不足面では、「従業員(含パート等)の確保難」、「熟練技術者(販売員)の確保難」が指摘されている。

報告書(令和元年度下半期)